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五十嵐貴久の炎の塔を読み終える※ネタバレあり※ [本]

五十嵐貴久の炎の塔
彼は、映画をリメイクした小説を他にも発表しているけれども、この小説も映画「タワーリング・インフェルノ」のリメイク。

地上100階の超高層ビルの完成披露の日に火災発生するパニック小説。
面白かった。

超高層だから消防車による火災はできない。
ヘリコプターで上から消防士を入れる、タワー内のお客を避難させるのも、強風により困難。
漏電による火災のため、電力を切ってしまっているので、消防士は階段で上階へ。
客は階段で降りなければならない。

しかし、燃え広がる炎で非常階段は寸断され、降りる事も上ることも困難な状況。

困難に困難が重なって、絶望的な状況に追い込まれていく。
どうすんの?ビルが倒壊して終わりってことはないだろうから、起死回生の一手があるのか?と読み進めていくとあった。

困難を増幅させるための振りだと思っていた話が、その伏線が状況を打破する決めてだった。





ネタバレあり



炎症が進む。
強風だけれど、無理して救助していた屋上ヘリコプターが離陸時に墜落し爆破炎上。
最上階に取り残された800名は絶望的な状況。

最上階にいる唯一の消防士の神谷夏美。
恐竜展で化石のレイアウトを担当していた夏海の彼氏。
教え子の女生徒と不倫関係になり、上階のホテルに宿泊に来た科学教師。

科学教師が、たまたま夏海のそばにいる時に聴いた無線の声。
プール業者が誤発注した多量の塩酸がある。

科学教師は作戦を提案する。
化石は炭酸カルシウム。塩酸と結合させると二酸化炭素が発生する。
酸素濃度が下がるので炎は消えるのではないか。

この作戦を本部が了承。
それ以外の方法が思いつかないのでやるしかない。

プールの一階下に恐竜展が開催されているので、プールの床と塩酸の容器を爆破する。
プラスチック爆弾は、状況悪化、二次被害の恐れが高まり撤退してしまった消防士が持ち込んでいた。

80階にある爆弾を回収し、72階のプールに爆弾を設置し爆破させる。
71階の化石に塩酸を浴びせる。

作戦は見事に成功。
科学教師は爆弾セットした後、崩落した壁の下敷きになって亡くなる。

夏海と彼氏は、発生する二酸化炭素、床に塗られた塗料と塩酸が反応して生じるガスから逃げるために、73階にある人魚ショーのプールに飛び込み。酸素ボンベを共有しながら塩素ガスが霧散するのを待つ。

火の勢いはかなり弱まり、屋上のヘリコプター炎上も沈下し、自衛隊の協力して救助再開。

物語の中で、命を犠牲にして子供たちを救う老人。
最後に、その妻のもとへ助けられた子供がやってくるシーンが感動的。
小説だから、そうゆうドラマが必要なんだろうけれども、善人は死なないで欲しい。

ビルのオーナーは恥をかかすなって事で大事にしないように命令。
やばくなってきたら一人でエレベーターに乗って逃げようとするが、ワイヤーが切れて落下死亡。
安全装置は?って思ったけれども、ドラマの悪人にはお似合いの結末。

緊迫の火災。
ハラハラ、ドキドキする展開は面白い。

何が何でも救助する精神の消防士。
厳しいけれども、最後まで部下と戦う上司のかっこよいドラマもある。

こうゆうパニック小説好きになった。





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