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誉田哲也のソウルケイジを読了※ネタバレあり※ [本]

結構前に読み終えてはいたのだけど、記事を書くネタがないなぁと思ったら書こうと思ったいたのだけど、そうなはらなくってソウルケイジの後に読んだ岡嶋二人の「眠れぬ夜の殺人」を読み終えてしまったので、じゃぁソウルケイジについて書いておこうってことになる。

さて、誉田哲也の作品はストロベリーナイトに続いて二冊目。
姫川玲子シリーズで、主要登場人物はほぼ同じ。
やっぱり姫川主任は可愛い。カッコいいというより可愛い。
きびきびと男勝りな警部補なんだけど、彼女主観の文章では、女子っぽさが大きくでてきていて、そのギャップが可愛らしさを増幅させるんだろうな。
姫川はツンデレキャラじゃないんだけど、読み手にはツンデレさせられる。

物語は、多摩川土手の放置車両から血まみれの左手首が発見される。近くの工務店のガレージも血まみれになっていて、手首は工務店の主人のものと判明。
残りの死体はどこへ?殺したやつは誰だ?って展開。

ネタバレあり。


ソウルケイジ (光文社文庫) / 誉田 哲也
ストロベリーナイト (光文社文庫) / 誉田 哲也






いきなり大きくネタバレ。
手首は主人(高岡)のものであったのだけど、血は主人のものではなかった。
これがこの物語の大きなトリック。

高岡は過去に戸籍を摩り替えて別人として生きてきた。
工事現場で借金苦で飛び降りを強要されて自殺した男の子供(耕介)を、自分が過去に起こしてしまった大きな交通事故で植物状態になっている子供と重ねて、耕介の面倒を見るようになる。

そんな高岡を強請っていたのが戸部。
ヤクザの隠し子で保険金搾取を生業としている悪人。

ひょんなことから耕介が戸部とぶつかり合い、耕介の勝ち。
戸部は高岡のもとへ行くが、未来ある若者の耕介を守る、いいかげん負の連鎖は断ち切る。
高岡は戸部を殺す。

自分の左手首を切断。戸部の血をビニール袋に入れて、その中に切り落とした左手首を入れた。戸部の左手首と頭部以外は、川に捨てた。

そして、高岡は多摩川土手に住むホームレスに200万円を渡して小屋を譲ってもらい、戸部の手首と頭部を寝床の下に埋めて、自分はそこで死を迎える。


大まかな話の流れなのだけど、戸部が高岡を殺したと思われた事件は、逆で高岡が戸部を殺していて、死体は高岡ではなく戸部だった。
読んでる中で高岡は死んでないなと直感的にわかる。戸部が強いやつではなく姑息で軟弱なイメージが強いから、死体は誰だ?死体のすり替えトリックをどうやったのか?を考えながら読んだのだけどわからなかった。

一番最初の段階で書道捜査ミスがあったのだから、姫川だって警察だってわからない。
それは、発見された手首が高岡が仕事中に負った怪我の後があり耕介、その他の人が証言。
その手首に付着していた血とガレージの血の血液型が高岡と同じA型だったから、車もガレージが高岡のものだったから高岡のものと断定してしまった。
その後、手首の指紋が高岡が戸籍をすりかえる前の交通事故で取られた警察調書のものと一致。
手首発見数日後に上がった胴体と手首の血液のDNAが一致。

全部が同じ人物だと思われるけど、手首が発見されたときに、ガレージの血液と比べても意味ない。
バラバラにされたと思われる現場の血ではなくって、高岡の家にある血、部屋に血なんて落ちてないだろうけど、カミソリとか、なんでこんなところに落ちてるの?とびっくりすることある陰毛的なものの毛根DNAと比較したりしないといけないんじゃないのかな。
血と毛根では比較できないのであれば、手首の毛の毛根でもいいんじゃないのかな。

最初の段階でDNAを比較するものが間違っているし、証拠をコツコツつみあげる日下警部補が、それしないなんて変な感じ。
高岡の部屋のDNAを調査するでしょ。
被害者と思われるから家宅捜索できないのか?でもガレージは捜索するんだろうから、ガレージの中にだってなにかあるはず。

読み終えて考え直すと、最初から思い込まされていたというトリックに気づかされる。
手首を切断する描写なんて気持ち悪くて読んでられないけど、そこにある父性が強力でなんとか読み進める。

日下警部補はストロベリーナイトで姫川が世界で二番目に嫌いと感じ悪いやつなのかと思っていたけど、そんなことなかった。
いい捜査官。情報をコツコツ積み上げて真相にせまっていく。
直感捜査の姫川に、一歩及ばなかったのだけど彼の捜査方法が警察としては正しいんじゃないかと思う。

最後に、ソウルケイジの名シーン
捜査本部が置かれた所轄署にいた井岡と姫川がコンビを組むことが面白くない菊田に姫川
「キスしたら機嫌なおす?」
無言の菊田
「キスしたら機嫌なおしてくれますか?」とキスをする姫川。

こーゆうのが姫川の可愛いところだな。


ソウルケイジ (光文社文庫) / 誉田 哲也
ストロベリーナイト (光文社文庫) / 誉田 哲也







追記3.14 22:40
放送中のドラマ「ストロベリーナイト」の竹内結子は、気合が空回りしすぎな感じが強い。
それから渡邊いっけい演じる管理官が嫌味が強烈すぎて、それに対する対抗心で気合はいっているんだろうけど、もうちょい騒がない無能なやつって印象。
今泉係長はかっこいい。頼れる上司という感じでいい。

余談だけれども、今泉というと古畑任三郎を思い出す。


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Hal

書道ではなく、初動ですね。
by Hal (2012-03-06 21:55) 

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